DMMF: 全域関数
from Understanding Functions
LT;DR
関数 は 全域関数 として設計することで、すべての エフェクト を 型シグネチャ で文書化できるようになる
全域関数とは、取りうる各入力に対して、それぞれ 1 つの出力が紐づいていること
例外が発生するとこれに当てはまらなくなる
Option 型を使ったり、入力を制限したりして 全域関数 になるようにする
hr.icon
数学における「関数」とは、取りうる各入力に対して、それぞれ 1 つの出力が紐づいているものである（全域関数）]
FP でも同じような関数を設計するのが良い
すべての エフェクト を 型シグネチャ で文書化するため
e.g. 12 を入力値で割った結果を返す関数
code:fsharp
let twelveDivideBy n =
match n with
| 6 -> 2
| 5 -> 2
| 4 -> 3
| 3 -> 4
| 2 -> 6
| 1 -> 12
| 0 -> ???
0 が渡ってきた場合にどうする？
例外を発生させる？
code:fsharp
let twelveDivideBy n =
match n with
| 6 -> 2
...
| 0 -> failwith "Can't divide by zero"
シグネチャ: twelveDivideBy : int -> int
シグネチャを見ると int を渡すと、必ず int が返ってくるように思える
実際は、例外が発生する可能性があるため、int が返ってくるとは限らない
全域関数 ではない
全域関数 （シグネチャが明示的であるよう）にしたい
入力を制限して不正な値を排除する？
code:fsharp
type NonZeroInteger =
// ゼロではない整数になるように定義
private NonZeroInteger of int
let twelveDivideBy n =
match n with
| 6 -> 2
...
// 0 は入力になり得ないので処理する必要がない
ビジネスルールを型システムで表現する#6699feee75d04f0000203694
スマートコンストラクタ の利用
出力を拡張する？
Option 型を用いる
code:fsharp
let twelveDivideBy n =
match n with
| 6 -> Some 2
...
| 0 -> None
シグネチャ: twelveDivideBy : int -> int option